このケースです。根管充填後2週間。何故かアブセスが消えました。所謂結果オーライということなのかもですが釈然とはしません。不快症状もなく腫れてもいませんから裏側に開けた穴を塞いで根管治療を終えました。3ヶ月程度の時間を空けて経過観察を行う予定です。
根管治療は特に再根管治療は根管内にある病変の原因を見つけて除去することで患歯を治癒に導きます。闇雲に根の中をいじり回しているわけではありません。治る理由も治らない理由も完全は無理にしても理解しておきたいのですが今回のこのケースはワカリマセン。
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このケースです。根管充填後2週間。何故かアブセスが消えました。所謂結果オーライということなのかもですが釈然とはしません。不快症状もなく腫れてもいませんから裏側に開けた穴を塞いで根管治療を終えました。3ヶ月程度の時間を空けて経過観察を行う予定です。
根管治療は特に再根管治療は根管内にある病変の原因を見つけて除去することで患歯を治癒に導きます。闇雲に根の中をいじり回しているわけではありません。治る理由も治らない理由も完全は無理にしても理解しておきたいのですが今回のこのケースはワカリマセン。
ジルコニアクラウンはそうそう欠けたり割れたりはしないのですが(希にはあります)今回は前歯の再根管治療の際に他院で被せたクラウンの後ろから穴を開けて治療した5年後のトラブルです。まあしょうがないですね。被せ直すしかありません。本当は最初からクラウンを除去した方が治療は遙かに楽なんですが・・・

むし歯も打撲の既往もない歯髄壊死に対して根管治療を行いました。殆ど症状はありませんが歯肉が大きく腫れていました。初回根管治療後に腫脹も小さくなったので次回には根管充填する予定でした。ところが再診時、同部位に膿瘍が再発していました。腫脹やサイナストラクトは多くの場合、一度の根管治療で消退しますが、こうした持続・再発を示すケースも存在します。
本症例ではパラタルグルーブが認められます。パラタルグルーブはCEJから根尖方向に連続する発育溝で、セメント質の菲薄化あるいは欠損を伴うことがあり、歯周組織との交通を生じやすい形態です。そのため、そこが感染経路となりトラブルになることがあります。上顎側切歯に好発します。
今回のように、根管内の感染制御が得られているにもかかわらず病変が持続する場合、根面由来の感染の関与を考慮する必要があります。つまり外科的なアプローチが必要になります。外科的歯内療法には歯根端切除と意図的再植術があります。歯根端切除は唇側からのアプローチなのでパラタルグルーブにアクセスすることは困難です。従ってこのケースでは意図的再植術の適応かなと考えていますが、とにかく一度経過を診てから考えましょうということになりました。消えてくれれば良いのですが・・・。