最小限の切削のむし歯治療

根管治療においてはラバーダムをしないということは100%ありませんが、ダイレクトボンディングにおいてはごく希に(半年に一度はない)できないことがあります。ラバーシートやクランプが治療の邪魔になる場合や、呼吸が苦しいとか咳が出るとか、まあいろいろあるのです。因みにダイレクトボンディングの際のラバーダムの装着は根管治療におけるそれに比べて遙かに難易度が高くなります。私も凄く苦労することがあります。

というわけで、簡易防湿下でのダイレクトボンディング。むし歯を除去したスペースを使って隣の隣接面のむし歯を横からピンポイントで削って治療しています。

 

耳かきサイズのミラーを使ってのむし歯治療

顕微鏡治療はラバーダムをしないとストレスが溜まります。見づらいのです。ホッペタやベロが視野を遮るし、口の中の湿気はミラーを曇らせるし、唾液も鬱陶しいものなのです。それ以外にもっと大切な理由があるのですが今回はそこには触れません。

下顎の7番。下の一番奥の歯のダイレクトボンディングです。ダイレクトボンディングでは治療する歯に直接クランプ(金属のバネのような物)を掛けることは邪魔になるので基本的には行わないのですが、7番の場合はラバーダムシートが浮いてきて外れてしまうことがあり、クランプを掛けざるを得ないことがあります。そうすると今度はミラーが入らない(汗)。クランプを逆向きに掛けるという方法がとれる場合もあるのですが、このケースでは無効でした。

というわけでこの治療ではマイクロエンドサージェリーに使用するミラーを使用しました。タイトルにあるように耳かきみたいなサイズです。水が掛からないミラーのポジション取りもバキュームも不可能なので、ちょっと削っては確認したり、発熱に気をつけつつ注水を止めて削るなどの治療になります。