総義歯(その2)

その1はこちら

ゴシックアーチトレーサーという装置を入れて、カチカチ噛んでもらったり顎を前後左右に動かしてもらうとこのように軌跡が残ります。

見やすくするとこんな感じ。この矢印のような跡の先端が咬み合う位置です。この軌跡が安定しない場合は難症例です。

矢印の先に穴を合わせて板を張り付けて、咬み合わせの記録の際にズレないようにします。下顎の装置についているピンがここに入り込むわけです。

咬んでもらってそこにこのオレンジ色のシリコンを流し込んで、上下の関係を記録します。

そして下顎の模型を着け直します。

これで歯を並べる準備が完了しました。

続きます。