欠けてしまったセラミックインレイの再治療

欠けて外れてしまったセラミックインレイの再治療です。インレイというのは歯科専用用語ではなくてはめ込み細工のことで、ギターを弾く方なら解ると思いますがネックの部分に貝などで装飾されているあれです。因みにボンディングとは接着や結合という意味の言葉で、ダイレクトボンディングとは直接接着ですね。ですからダイレクトボンディングレストレーションというのが正しいのかもしれません。直接接着修復ですから。
インレイは型を取って模型上で作って歯に接着しますがダイレクトボンディングは口の中で直接詰めます。どちらにも利点欠点があります。

オレンジ色の部分は他院で行われた応急処置の仮詰めです。向かって左の歯にはセラミックインレイが装着されています。上手な治療です。

青い線の部分にインレイの一部が残っています。

拡大しました。青い丸の中にクラック(ヒビ)が見えます。ここは要注意です。多くの場合この下にはむし歯ができています。このケースでもありました。

動画でその様子をご覧ください。

 

治療後です。隣のセラミックインレイより綺麗で良いと思うでしょうが、治療直後と比べても無意味です。