治療途中で諦めたダイレクトボンディング

いつも思いどおりに治療が進むわけではありません。むし歯を取り切ったので充填しようと思ったところで痛恨の出血です。血液は接着を阻害するので修復治療の大敵です。止血を試みましたが一旦止まってもちょっとの刺激でまた出血するのは目に見えているので潔く諦めました。隣の歯はクラウンで補綴予定ですので、そこを削った際にもう一度治療する方が簡単で確実です。結果的には最初からそうすれば良かったのですが、削る前はこの歯もクラウンを被せる可能性があったのです。