iPadで治療説明

今まで紙とボールペンで行っていた治療説明をiPadでやってみました。この動画はiPad上でApplepencilで行っている所を、Macにミラーリングしてキャプチャーしたものです。

初代iPadの発売は2010年5月。私は予約開始と同時に2台のiPadを注文しました。仕事用として大きな期待があったのです。

結局iPadは治療説明用のツールにはなり得ないという結論にいたり、以来埃を被っていたのですが、その間に随分進歩していたようです。Applepencilで化けたように思います。でもまあこれから当院での出番が続くのかどうかはまだ解りません。ちょっと使ってみてからですね。

深いむし歯

右に写っているクラウンの隙間がむし歯になっています。

クラウンを外してむし歯を除去したところ。歯肉を電気メスで焼いています。これをレジンで埋めて・・・・

仮歯を入れて経過を診ます。

両隣の歯は残念ですが根管処置が必要でした。根管治療はとても難しいので、できる限り避けたいものです。

太いメタルポストの入った臼歯の感染根管治療(その2)

このケースです。

メチレンブルーで染色して破折の有無を確認しました。近心根にそれらしきラインがあります。ただ、ここはイスムスやフィンのある部位なので診断が難しいのです。撮影して治療をいったん中止して、仮封してラバーダムを外して可能な限りの説明を行います。その結果、患者さんの意思決定は治療の続行でした。
病状や治療方法、予後の予測などを解りやすく説明することはとても重要ですが、その際に何らかの治療に誘導するようだとそれはセールスです。患者利益に誠実であることを常に心がけています。