蚤の耳掻き

マイクロスコープを使った治療の最大の障害は自分の指です。器具を持つ指が邪魔になって見たいところが見えなくなってしまうのです。そもそも従来の根管治療用の機材は見るということを考慮して設計されていませんから、使いづらい点が多々あるのですが、その最たるものがリーマー。あのまち針のような器具です。カラフルなヘッドが全ての視界を遮断します。

リーマーを一切使わないで根管治療を行うことは今のところ無理なのですが、マイクロスコープ用の機材が徐々にではありますが増えてきました。

耳掻きみたいなものです。

God is in the details.

当院のマイクロスコープはOPMI pico with MORA interfaceという長ったらしい名前の機種ですが、買うときは高いですけどその後は殆ど維持費が掛かりません。内蔵されている照明のランプが切れるくらいです。因みに後ろに写っている天井から下がっている大げさなライトはインプラントオペなどに使う外科用の照明です。冬には暖房にも使えます(^^;)。

ところでカメラをいじる方ならよくご存知なのですが、ときに三脚はカメラ本体やレンズよりも重要な道具になります。マイクロスコープも同じ。指一本で動かせるほど軽いのに、手を離せば全く動きません。可動域の全てのポジションで同じ力で動かすことができて、しかも上下左右首振りのバランスを調整できます。

強拡大して見える範囲はこの程度です。被写界深度は1ミリもありません。中央の白いところが根尖孔ですが、ここにしかフォーカスが合致しません。つまり1ミリ単位でアームを動かす必要があるのです。

さて、長年のハードな使用のせいかこのアームのスムーズさが失われてきました。といっても触ったことがない方には分からないレベルです。ですが、ほんの些細なことがとても重要なのです。God is in the details. 神は細部に宿る。

オーバーホールをすることにしました。フロアスタンドだけでも重量が100キロオーバー。一日がかりになるのかな?

iPad

iPadが新しくなるようですが・・・・・

殆ど使ってません。 初期型が出て色々いじり回してみましたが、これはパーソナルな端末だということに落ち着きました。JobsがiPadを発表したとき、iPadの画面は大画面に投影されていました。iPadという商品の説明はiPad単体ではできなかったのです。

私が考えた使用目的は画像による治療説明でしたから、そこが間違っていたのです。普通のモニタとマウスを使った方が遥かにやりやすい。マウスなら画面上にポインタが表示されますが、iPadにはそれが存在しません。

無理して不便になる必要はないのです。CAD/CAMもそうです。スチュワートグルーブもトーマスノッチも全てをPC上でデザインする必要はないのです。ミリングを終えてから手で削ればいいのです。

基準値

新基準値は、コメや肉など「一般食品」は1キロ当たり100ベクレル、「牛乳」と粉ミルクなど「乳児用食品」は同50ベクレル、ミネラルウオーターなど「飲料水」は同10ベクレルだそうです。

当院の健康被害のリスクはこれを遥かに超えています。

因みにタービンもバーもリーマーも滅菌しています。エプロンもコップもディスポを使用しています。グローブは患者さんごとに、たとえ接触しなくても取り替えています。

それでも麻酔注射や抗生剤によるショックがおきる可能性があります。口の中に落とした器具が気管に入ると呼吸困難になる可能性があります。閾値がないという仮説に従えば、レントゲン撮影によって発癌のリスクが高くなります。治療ミスで抜歯になってしまう可能性があります。なんらかの経路で感染してしまうかも知れません。紫外線の殺菌(しないと思うけど)ケースの中にスリッパを入れていますが、水虫がうつるかも知れません(^^;)。

専門家が答える暮らしの放射線Q&A

歯根破折によるフィステルその後

抜歯しました。