治療計画

画像はぼかしてあります。

数本の部分的な治療の際にはここまではしないのですが、全体的な治療になるときちんと資料取りをして説明し、さらにペーパーにしてお渡しするようにしています。なお治療の見積もりはどんな場合でもお渡ししています。

今回のケースでは20枚くらいになりました。画像を多用して解りやすい計画書にまとめるのですが、IOS(口腔内スキャナー)が大活躍します。

殆ど症状の無い銀歯を外してみたら・・・

なんだかこの銀歯が気になるとのことです。特に臨床症状は無くレントゲンではなんとなく怪しいという所見。他の部位も当院でいろいろ治療してきた患者さんで「この際だから外して中を確認したい。必要なら根管治療をやり直したい」ということです。そして外してみるとこんなでした。黒い部分はむし歯でボソボソです。

さらにCTで確認すると病変がありました。

鼻症状はないものの上顎洞もなにやら怪しい。

というわけで感染根管治療のスタート。レジンコアを外すとビタペックスらしい根充がなされていて湿っていました。根管を少し触ってみると漿液性の排膿(しょうえき サラッとした液体)がありました。
無症状の歯の治療はあまり積極的に薦めるようなことはしないのですが(現状の説明はします)、これは患者さんの自己診断が正しかったということですね。慎重すぎるのも考え物だと思いました。

TRIOS 5

今回のエントリーは患者さんには関係が無いので読み飛ばしてください。

TRIOS 5(トリオス5)が発表されました。ザッとしか見ていませんがバッテリーが進化してキャリブレーションが不要になるようです。それ以外はそんなに変わっていないように思えました。IOSもハード的な大きな進化はそろそろ頭打ちなのかも。下のYouTubeのリンクよりこちらの方が詳しいです。