約60分の治療です。治療自体にはなんの変哲も無いのですが動画の編集ソフトをFinalCutProからDaVinci Resolveに変更しました。ソフトを新しくするというより下の写真のこれを使いたかったのです。Blackmagicdesign DaVinci Resolve SPEED EDITORというハードウェアコントロールパネルです。異常に人気で注文してから手元に届くまで2ヶ月以上待ちました。で、これ凄いです!

福島県いわき市にある自由診療専門の歯科医院です。TEL 0246-36-5960
このケースです。
震災の時に転んで欠けてしまった所を治療したのですが、あれから10年経過して外れてしまいました。そうです。あれから10年経ったのです。
年末に急患で来院されたのでそのときは簡単に応急処置をしておきました。
動画の最後に顕微鏡下での充填後の静止画が出てきますが、色はあまり合っていません。しかし鏡を見たご本人は解らないと仰いますし、実際日常では誰も解らないと思います。
以前は何色も色を重ねたりしましたが、そこはあまり気にしなくなりました。といってもこのケースでも三色は使っています。
根管治療においてはラバーダムをしないということは100%ありませんが、ダイレクトボンディングにおいてはごく希に(半年に一度はない)できないことがあります。ラバーシートやクランプが治療の邪魔になる場合や、呼吸が苦しいとか咳が出るとか、まあいろいろあるのです。因みにダイレクトボンディングの際のラバーダムの装着は根管治療におけるそれに比べて遙かに難易度が高くなります。私も凄く苦労することがあります。
というわけで、簡易防湿下でのダイレクトボンディング。むし歯を除去したスペースを使って隣の隣接面のむし歯を横からピンポイントで削って治療しています。