根の先に膿がたまっていたら(再根管治療)

根の先に膿がたまっている状態。

根管充填終了時 

6ヶ月後。病変はほぼ無くなっています。撮影の角度によって見え方は変わるのですが、治療前と根の中に白く写っている部分の太さがあまり変わっていないのが解ると思います。根管治療は根の中を削る治療ではありません。とくに再根管治療では根の中に詰めたクスリ(ガッタパーチャ)を除去する際にまとめて一緒に歯も大きく削除されがちですが、それは大きな誤りです。

その歯の痛みは本当に歯の所為?

針で刺されるような痛み 電気が走るような痛み 焼けるようなヒリヒリする痛み しびれの強い痛み 衣類が触れたり冷風に当たっただけで痛みが走る 痛みの部位の感覚が低下していたり、過敏になっていたりする

上記のような症状がある場合は「神経障害性疼痛」の可能性が高いです。したがって歯を治療しても痛みは治まりません。歯の治療は不可逆的なので治療の介入は確固とした診断の下に行われなければなりません。ごく特種な場合を除いて「取りあえずやってみましょう」は無いのです。

休み明け最初のケースは の続き

インプラント埋入の翌日。予防的にロキソニンを使用したそうですが術後の痛みも腫れも全くありませんでした。予定通りに再根管治療済みの反対側の奥歯の形成印象。日曜を挟んで本日はセレッククラウンのセットとインプラントオペ後の抜糸でした。諸説あるのでしょうがオペ後3日で抜糸はケースによっては十分可能だと思います。

遠方からご来院の患者さんなのでなるべく短期間で効率よく治療できるように計画を組んでいきます。もちろん全てが計画通りに進むわけではありません。