カテゴリー: 日々の臨床

こんなデジタルシミュレーションをしてみてクラウンを外してみたら歯肉の中にコア材がはみ出していて、それを除去したらコアの根元に気泡があったので気泡を追ってみたらどんどん内部で広がっていき、結局ファイバーコアを除去することになりすると内部が汚くて結局根管治療になってしまったという、事前に全てを予測するのは難しいというお話しです。

犬歯の根元のむし歯とすでに詰めてあった怪しいレジンを除去して詰めなおしました。レジンの下にはむし歯が残っていました。

ダイヤモンドバーはちょっと歯に触れただけで表面に傷がつきます。傷になると汚れやすくなってむし歯になりやすくなります。とくにこのように隣り合った部分を削るときにはそのリスクが高くなります。ここではそれを防ぐために金属の薄い板を挟んでいます。