複雑な根管形態の上顎6番

複雑な根管です。

口蓋根

遠心頬側根

近心頬側根

最終的には4根尖孔のように見えますが、イスムスだらけだと思われます。

抜髄根管ですので最も重要なのは感染させないことです。こういった歯をラバーダムも隔壁も無しで根管治療するのは自殺行為です。これが感染根管になってしまったら大ごとです。

過剰歯

下顎の舌側に萌出した過剰歯です。迷わず抜歯ですが、歯根が両隣の歯の歯根に絡まるように入っていることがあって、その場合は難しい抜歯になることがあります。これが外側、つまり頰側にでていれば難易度はぐっと下がるのですが舌側は注意しなくてはなりません。

このような場合はCT撮影は大変有効です。これは簡単な抜歯でした。

歯肉に半分埋まっているような親知らずは早めの抜歯を奨めています。その場合は殆どを病院口腔外科へ紹介しています。