頑張れ日本!

今年の1月頃に発表されていましたが、CanonのCAMが来春にも発売になるようです。
ついに日本を代表する企業の進出です。

顕微鏡下の手術も次の世界はもうすぐです。
すでに海外ではMoraVisionという装置が臨床応用されていますが、こちらはソニー・オリンパス共同開発の4K 3Dビデオ技術を搭載した手術用顕微鏡システムORBEYE(オーブアイ)です。

 

 

 

画像処理をしているのですから、当然次にくるのは3Dスキャンでしょう。更にCT画像と連携してモニタ上でオペをガイドするなんていうことも行われるようになるでしょう。軟組織はハードルが高そうですが、硬組織の処置のAI化はそう遠くない将来には実現すると思います。

頑張れ日本!

 

 

 

Pathways of the PULP

アメリカのエンドの教科書とまで言われている本なので、酔った勢いでAmazonで購入しました。専門書としては普通の値段だったので、まさかこんなに分厚い本だとは思いませんでした(大汗)。
907頁もありました。ある意味お買い得です。

洋書だけに読むのは要所のみにします(冷たい汗)。

 

 

 

 

レリーズ

マイクロスコープにマウントしたCMOSカメラのシャッターレリーズをハンドルに設置してみました。自作です。グリーンのボタンがそれです。

長くマイクロスコープを使用していると、ハンドルとかフォーカスとか光量調整ダイヤルなどの位置は記憶されているので、レンズを覗いたままで操作することができるようになります。基準点は眼の位置です。

ところがフットスイッチはそうはいかないのです。一度位置を確認して足を乗せなければなりません。どうでも良いようなことと思われるでしょうが、これが結構面倒なのです。レリーズがフットスイッチなのです。

これは良いアイディアだろうと思ったのですが、押すと手ぶれします。考えてみればあたりまえでした。手振れを防ぐためにカメラから離れたところで操作するのがレリーズなのですから。

タッチセンサーのスイッチなら大丈夫かな? そんなことよりフットスイッチの位置を固定した方が良いのかな?

ネット上でマイクロスコープで撮影した写真をいろいろ見ることができますが、なかなか綺麗な画像は見つかりません。上の画像は下顎大臼歯近心根が3本見えます。これでも良い方ですが実際には遥かに綺麗に見えています。動画の方が撮影は簡単です。さらなる投資をすれば向上するとは思っているのですが、治療の質には全く関係ないので顕微鏡の周辺機器のアップグレードはこれで終わりにします。

追記
露出をオートにしておいてキセノンライトで視野を目一杯明るくすると、シャッタースピードをかなり稼げることがわかりました。これで手ぶれをかなり回避できそうです。ハロゲンにはできない技で嬉しい。