上顎7番MB2(近親頰側第二根管)その2

このケースの続きです。

不快症状は消えました。MB1とMB2の間は必ずイスムスがあります。イスムスはファイルでの処置には限界があるので破折ファイル除去用の極細い超音波チップを使うことが多いです。根管洗浄も重要です。

見過ごされて未処置のMB2は頻繁にあると思いますが、その全てに病変が現れるわけではありません。しかし経験上、上顎大臼歯の病変は近心頬側根に現れることが多いです。MB2の存在が影響していると思っています(文献は探していません)。