5cmに100万円

メーカーにお願いしてマイクロスコープのパーツのバリオスコープ(Varioskop100)をお借りしました。ダイヤルが付いている下に伸びている筒のような部分です。これを追加するとフォーカスの深さが20cmに増すのです。標準は10cmです。センターから上下に5cmずつフォーカスの範囲が広がるわけです。
別にフォーカスはいいのです。もう体が覚えていてハンドルを持って鏡筒ごと上下に動かしてフォーカスを合わせるのは苦ではないからです。

ではどうしてデモ品を借りたのか? マイクロスコープのヘッドと患者さんとの間隔を大きく取りたいことが希にあるのです。特殊な器具を特殊な用途で使うときにマイクロスコープに器具が当たってしまうことがあるのです。そのとき、5cm離せるというのは魅力的なのです。

というわけで見積もりを取ると悪い予感は当たって約100万円でした(滝汗)。これが今回の意味不明のタイトルというわけです。

動画は実際の顕微鏡像と操作の状況を並列に写してあります。良い思い出にしたいので撮影してみたというわけです。ほんのちょっとの不便さの解消を追い求めたらキリがありません。出番はひと月にあっても一回。これはさすがにコストパフォーマンス悪すぎます。さよならバリオスコープ。