親知らず

親知らずのせいで手前の歯にむし歯ができてしまったケースです。
親知らずを抜歯しておけば、ここがむし歯になる確率はずっと低かったはずです。
十数年前にこのブリッジを入れるときにその説明はしたのですが、何でも無い歯を抜くのには抵抗があるということで、強く奨めることはしなかったのが悔やまれます。ワーファリンという薬を飲んでいたせいもありました。血液をサラサラにするクスリです。
因みに以前は抜歯前にワーファリンを休薬するのが一般的でしたが、休薬のリスクが出血のリスクを上回るので今はPT-INR値が4以下ならば休薬せずに抜歯可能とするガイドラインが出ています(2010年)。

根管充填を終えたのでこれから親知らずを抜歯した後にブリッジを作りなおします。