太いメタルポストの入った臼歯の感染根管治療(その2)

このケースです。

メチレンブルーで染色して破折の有無を確認しました。近心根にそれらしきラインがあります。ただ、ここはイスムスやフィンのある部位なので診断が難しいのです。撮影して治療をいったん中止して、仮封してラバーダムを外して可能な限りの説明を行います。その結果、患者さんの意思決定は治療の続行でした。
病状や治療方法、予後の予測などを解りやすく説明することはとても重要ですが、その際に何らかの治療に誘導するようだとそれはセールスです。患者利益に誠実であることを常に心がけています。