マネキンを使った歯根端切除術の練習

プラクティス。訓練ですね。

根管治療のトレーニングでいちばん行われているのは抜いた歯で練習することでしょう。ですが抜いた歯を使う場合、手に持てばありとあらゆる方向からいじれますから実際の治療より何倍も簡単なのです。

そこでこういったものに模型を取り付けて練習します。マネキンです。もちろん根管治療以外の練習にも使えます。そして重要なのはアシスタントの練習と連携の確認が行えることです。部位によっては術者とアシスタントの位置が逆になることもあるのです。

抜いた歯を埋め込んだ模型

このマネキンは普通に売られているものなので特に珍しくも無いのですが、ポイントはカメラ用の丈夫な三脚にセットしているところです。学生の実習で使われることを想定しているからでしょうが、歯科医院内ではなかなかこれを取り付ける場所がありません。まして当院ではマイクロスコープの下に置かないとまるで意味が無いのです。本当はもっと取り付けに適した雲台があると思うのですが、これでもまあまあ大丈夫です。高さも角度も自由自在なので我ながら良いことを考えたものだと思っています。




名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。