仮歯の形態修正をデジタルで視覚化する

赤丸の部位がブリッジの仮歯です。抜歯した部位の歯肉はすでに回復しているのでもう印象できる状態なのですが、頬を咬んでしまうのです。頬を咬んでしまうことを「チークバイト」と云って特に総義歯の場合は一応その原因というのも示されてはいます。そのことを頭の片隅に置いて私は仮歯の形態を試行錯誤で探っていくという方法を用います。

形態を修正する度になるべく同じ角度から写真撮影をして記録していくのですが、あまり正確な記録とは云えません。そこで3Dスキャンで比較してみることを思いつきました。クラウンを外す前に一度スキャンしてあったので、それと比較することもできました。任意の位置で断面を見比べることができます。

これが解決の道標になってくれるわけでもないのでしょうが、少なくとも視覚化できることによって堂々巡りに陥ることは無くせそうです。