3Dマイクロスコープ

エンドのセミナーの際、休憩時間にメーカーの展示ブースを眺めていて発見しました。日本製3Dカメラシステム! モーラビジョンという海外製品はあったのですが、これは三鷹光器が開発したそうです。医科用の顕微鏡では有名なメーカーです。歯科用顕微鏡も開発しています。凄いらしいです。

その3Dカメラはまだ実動はしていませんでしたが、ビームスプリッターのような構造で顕微鏡に組み込みます。ということは従来の顕微鏡に3Dの機能を追加できるということでしょうから、これは魅力があります。大抵の歯科用顕微鏡に対応しているようですが、ツァイスの規格にはジョイントなどを介せずセットできるとのことでした。秋のデンタルショーで実動機がデビューするそうです。

まだ顕微鏡歯科の世界はデジタルの時代にはなっていません。接眼レンズを覗いています。ちょっと考えただけでもいくらでもアイディアが浮かんできます。これからどんどん発展していく分野だと思います。歯科医の仕事もオペレーターのようになっていくのでしょうね。

頑張れ日本!

セミナー

昨日は歯内療法学会でした。が、学会には行かずに別のエンドのセミナーを受講していました。大学の医局に居たからかもしれませんが、学会は発表の場という感じがします。ごく普通の開業医が学ぶには学会は効率が悪いのです。海外の学会は違うようですが行ったことがないのでわからない(笑)。学位は勿論、認定医の資格を取ろうとも思わないので(とれる資格も実力も無いです)所属している意味もあまりないのですが、会費を支払うことで日本の歯内療法の発展に寄与するのだ〜〜!

メーカーの展示ブースに面白そうなものがありました。また後で・・・

MTAで根管充填

感染根管では根管充填はMTAを使用しています。手用ファイルを使っているシーンが出てきますが、ロワティー法というMTA根充方法です。根管を拡大しているわけではありません。

MTAを使用すると変色の可能性があります。その場合はセラミックで被せる必要がありますが、今回はレジン充填の予定です。変色のリスクを下げるため根管充填が終わった後、歯冠に近いMTAは除去してあります。