歯周外科処置で歯肉からの排膿を止める

歯周病に関しては私は専門外ですが必要に迫られて施術しました。歯肉を剥離して明視化でデブライドメント(悪いものを除去する)を行い排膿を止めました。術後3ヶ月です。

歯周病の治療を完全自由診療下で行えるような自信は私にはありませんので、ごく限られた方の限られた範囲でしか行っておりません。

歯肉を剥離して歯根面を処置する

歯周病の治療は深く学んでいる訳ではないので積極的に取り組んではいません。処置も平均的なレベルだと思います。謙遜ではありません😅。

ここでは歯根面を直視する必要があったので、歯肉を切開して全部層で剥離し、根面の汚れを綺麗にしました。骨には一切手を付けず、剥離した歯肉は単純に元の位置の戻して縫合してあります。

上唇小帯切除術

線で囲んだ部分の改善を行います。

術前。上唇の裏側から歯茎に伸びる襞のような組織を上唇小帯と言います。まずはこれを切除します。動画に出てきますが付着歯肉という本来は動かない歯肉がこの小帯を引っ張ることで動いてしまうので、切除した方が長期安定に繋がると判断しました。痛々しく見えると思いますが実は侵襲は大きくない治療です。

3日後に糸を抜いた状態です。痛み止めの使用は術直後に1回だけだったそうです。早期に抜糸するのはナイロンモノフィラメントの糸がチクチクして不快だからです。

動画は刺激的なシーンでは白黒にしてはありますが苦手な方はご注意ください。マイクロサージェリーを行っていますが習慣でやっているだけで顕微鏡無しでも問題は無いと思います。本当に全然大したことはない手術です。