遊離歯肉移植術(FGG)

ホームページに掲載していた古いケースです。書き換えのためこちらに移行します。

歯の周囲の付着歯肉と呼ばれる部位はホッペタを引っ張ったりしても動きません。一方可動粘膜(遊離歯肉)は頬を引っ張ればいっしょに動いてきます。インプラントの周囲の歯肉が可動であることはあまり歓迎されることではありません。天然歯においても同様です。

このような場合に行われる歯周形成外科は、遊離歯肉移植術(free gingival graft. FGG)というものです。口蓋からこのように上皮付きで移植歯肉を採取します。

移植片を縫合したところ。

口蓋採取部。一週間ほどで日常生活に支障のない程度まで回復しています。

術後。

上皮下結合組織移植術(CTG)

ホームページに掲載していた10年以上前のかなり古いケースです。ホームページ書き換えのためこちらに移行します。

病変の大きかった歯の抜歯により、青線で囲まれた部分の歯肉が大きく陥没してしまっています。

この状態で歯を入れるとこの様な形になってしまいます。

口蓋の歯肉を移植します。この症例では陥没が大きかったため二度の移植が必要でした。これは一回目で主に高さを増しました。

組織を採取した口蓋。上皮を残して内部の組織だけを採るので侵襲は少なく、10日程度でこのくらいまで回復します。

充分な高さと厚みを得ることができました。