この症例のレントゲンです。
術前 樋状根なのに通常の根管のようなメタルコアが入っています。脚が2本あります。この歯は大丈夫でしたがパーフォレーションをおこすのでやってはいけません。
別の症例ですが、樋状根を根充するとこんな形になります。アルファベットのCの字に似ているので、Cシェイプとも言います。この場合、脚が2本にはならないのです。
根充後
福島県いわき市にある自由診療専門の歯科医院です。TEL 0246-36-5960
マイクロエンドサージェリーに使用する道具です。左の孫の手のようなのはリトラクターといいます。動画を見て頂ければ使い方が解ると思いますが、これは大事な器具です。粘膜を押さえながらマイクロスコープの視野を遮らないというリトラクターは、実はあまりありません。まん中辺りのタービンは外科用なのですがヘッドの角度が違うだけではなく、冷却注水の仕方も異なっています。その隣の黒い棒はMTAブロックというもの。その隣はマイクロシザースと受針器。ハサミと縫合する針を掴む道具です。カストロビージョ型といいます。通常の器具は腕や手首で操作しますが、マイクロ器具は指で操作します。大きな動きは顕微鏡の視野から外れてしまいます。タービンの右隣はマイクロミラーです。幅が3ミリ程度で曲げて使うことが可能です。嚢胞腔に挿入して根尖を見るためです。
歯科治療において道具は重要です。道具があっても技術がなければどうしようもないのですが、包丁がなければ料理はできません。弘法筆を選ばずは通用しないのです。
このケースは上顎左2番。
通常の根管治療後3ヶ月ですが、サイナストラクトが消えません。
動画は切開も出血も映っています。嫌いな方もいらっしゃるでしょうからここでの表示は控えます。ご覧になりたい方はこちらでどうぞ。