頬舌側にサイナストラクトがありクラックもある下顎大臼歯のクラウン・コア・ガッタパーチャの除去

ChatGPTはこう返してきました。

頬側・舌側両側にサイナストラクトがあり、さらにクラック(歯根破折を含む可能性)がある下顎大臼歯については、非常に予後不良な兆候が揃っており、基本的には保存困難であることが多いです。

ごもっともな話ですが結構残せるんですよ。ただ一生持つなんてことは口が裂けても申しません。どの位持つんですか?と訊かれれば解りませんとしか答えられません。抜歯してインプラントというのもアリだと思います。

抜歯か否かの選択基準は歯科医師によって大きく差があります。

AIが語る5級窩洞でのラバーダムの難しさはその通り

✅ 1. 位置的な制約(歯頸部・歯肉縁下)

  • 5級窩洞は歯の頸部(CEJ付近)または歯肉縁下に形成されることが多く、

     クランプが安定しにくい

     歯肉の被覆・出血・滲出液が邪魔

     などの問題が発生しやすいです。

✅ 2.

クランプの適合が難しい

  • 頸部が細く、通常のクランプ(#212など)では保持が困難なことがあります。

  • 歯のアンダーカットや傾斜によりクランプの浮き滑りが生じやすい。

✅ 3.

視野・アクセスの制限

  • 特に下顎前歯部や臼歯遠心面などでは、器具の操作性が著しく悪くなることがあります。

根管を太く削られた歯は割れやすい

神経が入っていた管を根管といいます。細いです。でも再治療に着手すると殆どのケースで太く削られています。根管治療に限らず大抵は削りすぎています。削れば細くなるので弱くなります。弱くなれば折れやすくなります。折れると抜歯になります。

このケースではおそらくメタルコアを入れる為にこのように大きく削ったのだと思います。コアでもインレイでも型をとって技工物をくっつけるという治療においては歯を外開きに削らなければ成立しません。畢竟削除量は大きくなります。なるべくそれ以外の治療法で行いたいものです。