MTA

左上が元祖ですが特許が切れて色々出てきました。
PRO ROOTが他より優っていることが多いようですが、Endocem のシリンジ入りは魅力です。あの異常に神経質な混水比での練和。そのくせすぐに乾いてボソボソ。いざ充填しようにも全く言うことを聞かない操作性。それがシリンジから出せるとなればこんな便利なことはありません。

因みにJOEにはこんな論文がありました。

ProRoot MTAは、OrthoMTAおよびEndocem MTAよりも生物学的特性に関して優れているようであったが、Endocem MTAは、最短の定着時間を示し、骨芽細胞様細胞で低い細胞傷害性を示した。
Journal of Endodontics, Vol. 40, Issue 10, p1649–1653
Published online: July 19, 2014

特に感染根管の根管充填には、ガッタパーチャはメインステージを離れMTAが取って代わるようになってきているようです。なお、保険診療では根管充填でのMTAの使用は認められていません。

 

 

 

Pathways of the PULP

アメリカのエンドの教科書とまで言われている本なので、酔った勢いでAmazonで購入しました。専門書としては普通の値段だったので、まさかこんなに分厚い本だとは思いませんでした(大汗)。
907頁もありました。ある意味お買い得です。

洋書だけに読むのは要所のみにします(冷たい汗)。