尊敬する歯科医師でもあり、親しい友人でもある渡辺隆史先生(小名浜・小滝歯科医院)が、この本を上梓されました。私の技術ではとても成し得ない珠玉の臨床の数々も解説されていますが、これは哲学書です。彼の患者さんは幸せですね。
桜咲く
根管内破折器具除去(その2)
破折器具除去のハンズオン(実習)を受講してきてこの症例に着手しました。
色々な講習に参加してきましたが、今回のこれがいちばん勉強になりました。
つまり知らないことばかりだったのです。
ハンズオンの課題を早い時間で全てクリアーできて、講師の先生に「今日の受講者ではダントツ」とお褒めの言葉をいただきました。授業で誉められて嬉しいのは40年ぶりくらいです。
除去にあたってCTでの診断は必須です。これによって治療計画を立案します。
位置と長さと角度を計測。
仮封してレントゲン撮影。ここまで根管の歯質はいっさい削っていません。もう少しで破折片の頭が見えるはずです。ここまでで45分程度です。