上顎6番感染根管。大きく腫れていました。サイナストラクトにガッタパーチャを挿入して原因の歯を確認しています。
根管充填後。
約10年経過。手前の歯のインレイが脱離して来院されました。6番に不快症状は全くありません。もちろん、サイナストラクトはありません。根管充填は2mmほどアンダーですが、あまり関係ありません。現在はこのようなケースでは他の根管も治療しますが、この時はリージョンのある近心頬側根しか手を付けませんでした。今は全く使っていませんが、メタルコアが入っていて懐かしいです。
通常のレントゲン撮影では本当に病変が消えているのかどうかは解らないのですが、何の不自由も無く10年経過しているわけですから、この治療は成功したと言って良いと思います。7番の根管治療は私ではありませんが、お世辞にもちゃんとしているとは言えません。しかし問題なく機能しているわけですから、これはこれで成功しているわけです。