レッジ

本来の根管を逸脱してファイルを操作して作ってしまったステップをレッジと言います。これが根尖近くにあると根管治療の難易度はとても高くなります。

赤い部分が本来の根管です。

ファイルを入れるとこのように進んで止まってしまいます。赤い部分を綺麗にできません。

 

ファイルを曲げて(プレカーブ)本来の根管を探していきます。この症例では08のファイルで穿通できたのですが、その後番手を上げるとなかなかレッジを超えることができず非常に苦労しました。動画のファイルは40番ですが、ここまでくるのに二回のアポイントが必要でした。180分です。

再根管治療は難しいです。まして本来の根管を壊していると難易度はとても高くなります。