外科的歯内療法のメリット

  
術中         根充後       2年後

通常の根管治療です。画像をクリックすると拡大します。なんとか治ってきているようにも見えます。不快症状やサイナストラクトはありません。ダメだったら切りましょうと説明はしてありましたが、やらないで済むに超したことはありません。外科的歯内療法は最終手段として取っておきます。その次は抜歯しか無いわけですから。

通常の感染根管治療は補綴物を外し、コアを除去し、根管内にアクセスするわけですが、そうするとまた補綴物を作り直すことになり治療費は跳ね上がります。単独冠ならまだしも、ブリッジに組み込まれた歯の場合には全てをやり直すことになってしまいます。

外科的歯内療法(エンドサージェリー)は補綴物を外さなくても治療介入できるというのもメリットのひとつです。