ファイバーポスト

根管治療後に歯を被せる際は、コアと呼ばれる土台が必要になることが多いです。そのときに歯質が充分に残っていればポストという心棒を入れる必要は無いのですが、それが残っていなければ動画のようにファイバーポストというものを使っています。これが物理的にどんな効力を発揮するのかよくよく考えてみると私には謎なのですが、広く使われている方法なので従っています。

コアの周りには強度の確保のためにフェルールというタガのような部分が必要で、その為には矯正で歯を動かしたり手術をしたりするのが理想ですが、このケースではメリットとデメリットを患者さんと相談の結果簡単な歯肉切除で対応することにしました。マストではないと私も考えたからです。

治療計画

画像はぼかしてあります。

数本の部分的な治療の際にはここまではしないのですが、全体的な治療になるときちんと資料取りをして説明し、さらにペーパーにしてお渡しするようにしています。なお治療の見積もりはどんな場合でもお渡ししています。

今回のケースでは20枚くらいになりました。画像を多用して解りやすい計画書にまとめるのですが、IOS(口腔内スキャナー)が大活躍します。