
適合が良くなかったのでハイブリッドインレーを外したら

中にはまたしてもむし歯がありました。

むし歯を削り取って

シリコンで型を採って

光学印象用の石膏を流して

ミリングマシンで削り出しました。セットして終了です。肝心のセットした写真を誤って消してしまいました(汗)。
福島県いわき市にある自由診療専門の歯科医院です。TEL 0246-36-5960
適合が良くなかったのでハイブリッドインレーを外したら
中にはまたしてもむし歯がありました。
むし歯を削り取って
シリコンで型を採って
光学印象用の石膏を流して
ミリングマシンで削り出しました。セットして終了です。肝心のセットした写真を誤って消してしまいました(汗)。
再治療の場合すでに歯質は削除されているので、ダイレクトボンディングのメリットである最小限の削除で修復するということができません。そうであるならばテクニックセンシティブ(難しいということとほぼ同義語です)なダイレクトボンディングを選ばずに、インレーで修復するということも治療のオプションとして充分あり得ます。
というわけでセレックインレーで修復しました。
突然ですがCAD/CAM冠という呼び方は保険用語なのでしょうが変だと思っています。CADとはComputer Aided DesignでCAMとはComputer Aided Manufacturingのことです。要するに制作方法のことです。ならば従来のメタルクラウンはロストワックス冠と呼ぶべきです。どうでも良いですが(苦笑)。 後で気づきましたが、フルキャストクラウンという呼び方がありました。
セラミックインレーが破折したので再治療です。ダイレクトボンディングにするつもりで治療を開始しましたが、遠心隣接面のマージンの真ん中辺りが凹んでいるので断念しました。このマージンをダイレクトボンディングで仕上げるのは難しいです。
セレックでインレーに計画変更したものの今度はミリング中にインレーが半分に割れました。ミリング中に破折するようだと口腔内でも再び破折するリスクが高いので、フルクラウンに変更しました。最初からそう計画すれば治療時間は短縮できたのでしょうが、最小の削除量で済ませることにプライオリティーをおいていますから仕方ありません。
遠心面以外は歯冠の半分程度の位置までしか削っていませんが(歯肉縁上マージン)、透明度が高いリューサイト系ガラスセラミックだと案外色は合ってしまいます。動画の最後にセット後の写真が出ますが、左から二番目が今回治療した歯です。
この手の補綴物は特殊なセメントで接着するのですが、はみ出した接着剤の除去が大変です。時間も掛かります。非常に硬く強固に接着していてしかも歯となかなか見分けが付きません。接着はここがもっとも難しいところだと思います。裸眼では無理だと思います。