ラバーウエッジを使ったダイレクトボンディング

レジン修復はある意味根管治療よりも難しいです。

ラバーダムも修復部位によっては装着できないことがあります。治療中に歯肉からの出血があるとアウトです。ミラーをクリーンな状態でキープするアシスタントワークもとても重要です。バキュームチップ(水を吸う管)の角度とポジションが的確じゃないとミラーが水浸しになって全く見えません。動画には切削しているところも写っていますがミラー像が綺麗なのが解ると思います。

ダイレクトボンディングは非常にテクニックセンシティブ(術者の技術レベルによって差が出る)な治療なのです。保険で平均的な治療結果を得るならばメタルインレーが優っていると思います。しかしダイレクトボンディングの方が歯を削る量が圧倒的に少ない場合が多いので、私はインレーを選択することはあまりありません。メタルにするならゴールドが良いです。

このケースで治療時間は70分程度でした。