歯根破折のある7番の6年経過(抜歯になります)

このケースです。

最近になって急に調子が悪くなったとのことで来院されました。アブセス(膿が溜まって膨らんでいる状態)ができていました。レントゲン撮影。

保存不能です。6年以上は機能したので患者さんは納得していましたがどうなんでしょう? 正解は何だったのかは私にも解りません。

歯肉圧排

ホームページに掲載していた古いケースです。ホームページ書き換えのためこちらに移行します。

特に審美性が必要な部位では補綴物と歯の境目(マージン)は歯肉の下に入ります。

黄色い部分が歯、赤い部分が歯肉です。このまま型を採っても歯肉と歯が連続しているので模型上で境目を見分けることはできません。

そこで歯肉と歯の間に糸を入れて歯と歯肉の間に一時的にスペースを作ります。これを歯肉圧排と言います。

拡大するとこのようになります。

緑色が型を採る材料です。歯肉と歯の間に流し込みます。

シリコン印象と実際に石膏を流した模型。

前歯部金属床義歯

ホームページに掲載していたかなり古いケースです。書き換えのためこちらに移行します。

術前

右上の2本をメタルボンド。裏側にはシンギュラムレスト。前歯にクラスプ(バネ)を見せたくないので、工夫します。
だからといって、ノンクラスプ義歯はやりません。ノンクラスプデンチャーがセットされた患者さんを何人か診たことがありますが、私は否定的で作ったことも作ろうとしたこともありません。