レリーズ

マイクロスコープにマウントしたCMOSカメラのシャッターレリーズをハンドルに設置してみました。自作です。グリーンのボタンがそれです。

長くマイクロスコープを使用していると、ハンドルとかフォーカスとか光量調整ダイヤルなどの位置は記憶されているので、レンズを覗いたままで操作することができるようになります。基準点は眼の位置です。

ところがフットスイッチはそうはいかないのです。一度位置を確認して足を乗せなければなりません。どうでも良いようなことと思われるでしょうが、これが結構面倒なのです。レリーズがフットスイッチなのです。

これは良いアイディアだろうと思ったのですが、押すと手ぶれします。考えてみればあたりまえでした。手振れを防ぐためにカメラから離れたところで操作するのがレリーズなのですから。

タッチセンサーのスイッチなら大丈夫かな? そんなことよりフットスイッチの位置を固定した方が良いのかな?

ネット上でマイクロスコープで撮影した写真をいろいろ見ることができますが、なかなか綺麗な画像は見つかりません。上の画像は下顎大臼歯近心根が3本見えます。これでも良い方ですが実際には遥かに綺麗に見えています。動画の方が撮影は簡単です。さらなる投資をすれば向上するとは思っているのですが、治療の質には全く関係ないので顕微鏡の周辺機器のアップグレードはこれで終わりにします。

追記
露出をオートにしておいてキセノンライトで視野を目一杯明るくすると、シャッタースピードをかなり稼げることがわかりました。これで手ぶれをかなり回避できそうです。ハロゲンにはできない技で嬉しい。